2020/02/03
こんにちは。
山梨の電気屋さん、ヤザキ電気です。
今日は皆さんがよく使われてるコンセントについて少しお話しますね。
僕は現役の電気工事士です。
たまにお客様のご依頼で「コンセントが焦げ臭い!」とか「火花が出た!」
とかこんな感じでご依頼が来たりします。
そして、現場に行ってみると・・・
ビックリするような光景を目にします。
ぶっちゃけ、火事になる一歩手前ですね。
そんな危険なお話です。
トラッキング現象
コンセントの火災原因のひとつが【トラッキング現象】です。
コンセントの差し込みの部分にホコリがたまり、そこに空気中の水分が入り漏電して火災を引き起こす現象です。
今、簡単に説明しましたが確率的に高く危険な現象といえるでしょう。
特に冷蔵庫やテレビの裏など目の届かない場所に起こります。
出来れば定期的に掃除をすのがベストですね。
あと、トラッキング防止の商品なんかも売っているので対策をしていきましょう。
コンセントの老朽化
古い家だとやはりコンセントの老朽化が問題だと思います。
誰でも電気用品のコンセントをさしたり、抜いたりしていますよね。
これは電気用品取締法で定められている乙種、甲種に分けられていて無資格者でも取り扱えるようになっています。
しかし、コンセントや差し込みプラグはプラスチックなどで基本的に作られています。
どうしても絶縁性を保つためにはこのような仕様になってしまいます。
そうなると差し込み部分には多少なりとも熱が発生して自然ともろくなっていきます。
対策として
やはり、一つ一つのコンセントの確認と掃除を定期的に行うこと。
コンセントを拭くときの注意ですが間違っても、びしょびしょのタオルなんかで拭いてはいけません。
よく絞って差し込み口を避けて拭くのがベストです。
あと、差込口にヒビが入ったりして何となく緩く感じたなら危険信号です。
接触が悪いものは危険なので交換したほうがよいでしょう。
コンセントの交換は有資格者でなければ交換はできません。
お近くの電気工事店などに依頼して交換してもらうといいでしょう。
その際に気になることや確認してもらいたいことがあったら遠慮しないで相談してください。
せっかくお金を払っているので。
慣れた行動にも注意を払って
いかがだったでしょうか。
僕も注意していますけど「慣れた時ほど事故は起こる」ということがよくあります。
これは皆さん一人一人の意識で防げることだと思います。
では、また。
漏電の基礎知識の動画です。
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